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日本が古来から「瑞穂の国」と言われるように、おいしいお米を主食に魚と野菜を副食として栄えてきた食文化を持つ民族であるのに対し、欧米は開拓時代から狩猟で得た食肉とパンで暮らしてきた民族で食文化が基本的に違っていることを念頭において消費実態の相違を検証してみる必要があります。
欧米では、諺で言われる表現に「牛豚1頭のうち、利用しないのは鳴き声だけだ」というのがありますが、肉も内臓も血の一滴に至るまで余すところなく利用しているのに対し、日本では昭和30年代から一般大衆に消費され始め、その特性、栄養価、調理方法の普及宣伝の継続と加工品の供給等によって、徐々に消費が拡大し、平成4年に爆発的な嵐を呼んだ「モツ鍋」ブームをきっかけに家庭内におけるテーブルミートとして需要が定着してきたのが、日本における畜産副生物の消費実態です。 |
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